2010年 12月 16日
野池の生態系調査 |
本日は、多摩ニュータウンにある池のお掃除。
池に溜まった泥の浚渫と、外来魚種調査が目的・・・・
まずは、池の水を抜いて外来魚種の仕分けと、在来種の保護・・・・
池掃除の方法として、池全体を干からびさせてから、底に溜まった汚泥を浚渫する方法が行われている。しかし、池の水を抜いてしまうと、底に住む在来種の魚やエビ・カメなどの小動物が死滅してしまい・・・それを餌にする鳥類も姿を消してしまう・・・・
こう言ったことを防ぐために行われるのが、事前調査作業と言う在来種の捕獲移動作業。水を抜くことで、魚の捕獲も楽になり、巨大なネットで次々に魚を捕獲すると言う、ちょっとした楽しみも・・・・
この日、保護された魚の量は、4トン車4台分。数にして何万匹もの魚がこの池に生息していた。主な種類は、鯉・マブナ・ヘラブナ・クチボソ・ハヤ・テナガエビ・スジエビ・ミナミヌマエビ・イシガメなどの在来種。
それと同時に外来種でもあるミシシッピーアカミミガメ(ミドリガメ)などの、外来種も沢山捕獲。中には、凶暴なワニガメも1匹捕獲され、すぐに警察へと手渡された。こう言った外来種は、家庭で飼育していたものを逃がしてしまうことから起こる危険な行動と言える。
そして、何処から移入してきたのだろうか? ブルーギルや、ブラックバスの稚魚・成魚がトラック1台分もこの池で捕獲された。これらの外来種は、特定指定地区でしか繁殖が認められていないため、全て捕獲処分となる。外来魚の処分自体は、悲しいことだが、外来魚は、池を干上がらしても完全には居なくならない。地中に潜っている?もしくは、鳥類による飛来移入なのだろうか???
by greenosprey
| 2010-12-16 00:30
| 自然